「奈良宣言 2023」について（周知依頼）

日本肝臓学会では去る6月に開催された第59回総会で「奈良宣言 2023」を発表しています。
これは慢性肝臓病の克服のため、ALT 値を指標としかかりつけ医と専門医との診療連携による疾患の早期発見・早期治療を目指す目的で発出された宣言です。
今般同学会より「奈良宣言 2023」の実効性をさらに高めるべく本学会会員への協力要請があり、本年9月1日開催の本学会定例理事会で協力要請に応じることが決定されました。

ALT 値が 30U/L を超えた場合にはかかりつけ医を受診し、FIB⁻4 インデックスや血小板値等を指標とし慢性肝臓病(CLD)が疑われる場合は肝臓専門医を含む消化器病医を受診するよ うに国民に広く啓発する内容となっています。
本学会各会員に於かれても上記趣旨をご理解いただき、同疾患の克服のためご協力をいただきますようお願いいたします。

2023年9月
一般財団法人 日本消化器病学会
理事長　　持田　智