学術集会・教育講演会 | Conference

九州支部

九州支部

支部長 井戸 章雄(鹿児島大学 理事・副学長(研究・情報))
事務局 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器疾患・生活習慣病学
〒890-8544 鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
TEL:099-275-5326 / FAX:099-264-3504
E-mail:ncnh@fsinet.or.jp
URL:https://userweb.www.fsinet.or.jp/jsgekyu/ 

支部例会のご案内

第124回例会

会  長 大塚 隆生(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器外科学)
会  期 2024年11月15日(金)-16日(土)
会  場 ライカ南国ホールTKP鹿児島
内  容

※詳細については、九州支部第124回例会ホームページをご参照ください。

特別講演「膵癌診療の Best Practice」
 演者:中村 雅史(九州大学大学院 臨床・腫瘍外科)
 司会:大塚 隆生(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器外科学)

シンポジウム(公募)
1.消化器癌に対する低侵襲手術の現状と将来展望
 司会:吉村 文博(福岡大学病院 消化器外科)
 司会:馬場 研二(鹿児島大学病院 消化器外科)
消化器癌に対する低侵襲手術は、安全性と患者 QOL に加え根治性の向上を目指して行われている。これまでは胃癌・大腸癌はもとより、食道癌や肝胆膵などの高難度手術に対しても、多くの施設で定型化した腹腔鏡・胸腔鏡手術が行われるようになっていた。その領域に国産を始め数社の手術支援ロボットが参入し、またロボット支援手術の適応が拡大したことで、ロボット支援手術の手術件数は軒並み増加し、正に低侵襲手術の群雄割拠の世となっている。上下部消化管および肝胆膵の各消化器癌に対する低侵襲手術(内視鏡手術・ロボット支援手術)の適応や手術方法、治療成績などの現状を示していただき、今後の課題および将来展望について議論していただきたい。
2.胆膵悪性腫瘍に対する集学的治療
 司会:有馬 志穂(鹿児島大学病院 消化器内科)
 司会:大野慎一郎(琉球大学 消化器・腫瘍外科)
胆膵悪性腫瘍は未だ予後不良な疾患ではあるが、手術手技の進歩及び周術期の薬物療法により長期予後を期待できるようになってきた。また高精度化した放射線治療や、局所進行切除不能膵がん及び切除不能肝内胆管がんに保険適応となった粒子線治療など、局所治療の選択肢も広がった。2021 年にはペプチド受容体核医学内用療法(PRRT)が神経内分泌腫瘍(NEN)に対して高い治療効果を示し保険適応となった。切除不能症例では免疫チェックポイント阻害剤やゲノム診療の普及による薬物療法の進歩により薬物療法の選択肢も増えつつある。内視鏡手技の進歩も著しく、胆膵疾患診療において大きな役割を果たしている。胆膵悪性腫瘍において治療の選択肢は増え、長期的視点を持って集学的治療を展開することが必要となっている。本シンポジウムでは胆膵領域悪性腫瘍に対する集学的治療について各施設から多くの発表をいただき内科・外科それぞれの治療戦略、また相互の連携についても幅広く議論する場としたい。
3.小腸内視鏡の最前線
 司会:田中 啓仁(鹿児島大学病院 消化器内科)
 司会:鶴岡ななえ(佐賀大学 消化器内科)
小腸が暗黒の臓器と呼ばれたことすらすでに思い出されないほど、カプセル内視鏡やバルーン内視鏡等は普及し、小腸疾患の診断・治療技術は大きく変化した。また人工知能を応用したカプセル内視鏡における読影支援技術や、止血術における gel immersion 法など、診断や治療に寄与する新たな方法も開発されている。しかし、他の消化管と比較すると小腸検査や治療は検者・患者共に負担が未だ大きい。また小腸疾患の頻度が少ないことなどにより画像診断基準等も発展途上である。本セッションでは、各施設の小腸疾患に対する内視鏡を用いた診断や検査・治療における新たな工夫、治療成績等について幅広く演題を募集し、今後の課題や将来展望についてグローカルな視点をもって議論したい。

ワークショップ(公募)
1.肝胆膵領域における免疫性疾患の現状と課題
 司会:田ノ上史郎(鹿児島大学大学院 疫学・予防医学)
 司会:遠藤 美月(大分大学医学部 消化器内科)
免疫性肝胆膵疾患の診療では、診断・治療法の確立されたものから診断困難例、治療抵抗例、病態進展例などが依然として存在しその診療において課題はまだ多い。自己免疫性肝炎(AIH)では、周辺疾患との鑑別、重症化例や治療抵抗例の対応、原発性胆汁性胆管炎(PBC)では、黄疸肝不全進行型の予後予測マーカーや治療法、掻痒・骨粗鬆症への対応など QOL 改善が重要である。原発性硬化性胆管炎(PSC)では、新規薬剤の開発だけでなく、移植後の再発予防を含めた長期予後改善へのアプローチ、さらに自己免疫性膵炎(AIP)、IgG4 関連硬化性胆管炎や IgG4 関連肝疾患では、診断・病態解析や再燃・予後予測バイオマーカーの同定、発癌機構の解明が不可欠である。さらに、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)治療に伴う免疫関連副作用(irAE)も重要な課題となっている。本ワークショップでは、各施設から様々な観点で多くの演題を応募いただき、今後の展望について議論したい。
2.Laparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery の温故知新 in 九州
 司会:井田  智(熊本大学病院 消化器外科)
 司会:前田 英仁(鹿児島大学病院 消化器内科)
胃の Laparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery(LECS)が 2014 年に保険収載されてから10 年が経過した。その間に他の臓器においても、LECS は必要最小限の局所切除による高い根治性と低侵襲かつ安全な術式として、広がりを見せている。LECS は内科と外科の垣根を超えた、総合的な治療の代表例と言えよう。内科と外科がスムーズに連携を取る方法、手術室の運用、周術期管理、治療時の工夫や術者の教育など、この 10 年間の LECS の発展に伴って蓄積された知見についてご紹介頂きたい。また、都市部から過疎地までさまざまな地域性を持つ、ここ九州で行われている LECS の特徴や課題、今後の展望についてグローカルな視点でも議論したい。内科医、外科医、他職種など多岐にわたる立場からの演題を期待する。
3.九州から発信する肝細胞癌に対する治療戦略
 司会:熊谷公太郎(鹿児島大学病院 消化器内科)
 司会:伊藤 心二(九州大学大学院 消化器・総合外科)
本邦における肝細胞癌に対する治療法は、1949 年に世界初の系統的肝切除術に始まり、エタノール注入療法、肝動脈化学塞栓療法が登場し、2000 年にはラジオ波焼灼療法や定位放射線治療、肝動注化学療法が可能となった。2009 年には肝細胞癌で初めての分子標的薬ソラフェニブが登場し、分子標的薬を中心とした薬物療法は近年目覚ましい進歩を遂げ、様々な癌種で主流となった免疫チェックポイント阻害剤も肝細胞癌において適応となった。このように肝細胞癌に対する治療選択肢が増え、生存率も改善している。肝癌診療ガイドラインの治療アルゴリズムでは肝予備能、腫瘍因子により治療法を選択するが、薬物療法の選択や新たに保険適用となった陽子線治療・重粒子線治療の位置付けなど未だ問題は山積している。本ワークショップでは、九州から全国、世界に発信する肝細胞癌の治療戦略について、各施設から様々な視点でご報告いただき、議論したい。

一般演題(公募)

一般演題(研修医発表:卒後2年迄※医学生含む)(公募)

一般演題(専攻医発表:卒後3-5年迄)(公募)

専門医セミナー(11月15日(金))
 司会:大塚 隆生(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 消化器外科学)
1.肝臓がんの治療
 演者:岩本 英希(久留米大学内科学講座 消化器内科部門)

2.消化管出血 2024
 演者:庄野  孝(熊本中央病院 消化器内科)

3.急性胆嚢炎の治療
 演者:森  泰寿(産業医科大学 第 1 外科)

募集要領

演題はインターネットでの応募となります。
演題募集要領 を必ずご確認の上、奮ってご応募ください。
※主題演題(シンポジウム・ワークショップ・特別企画)に限り、登録可能な最大著者数は 5名(筆頭著者を含む)迄。

【人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針について】
演題発表の際には、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づき行って下さい。
倫理指針Q&A
【医学系研究の利益相反の自己申告について】
利益相反の自己申告は、「医学系研究の利益相反に関する指針および運用細則」に則り行って下さい。
演題をご登録いただくにあたり、その演題の内容に関連して利益相反が生じる場合には、演題登録時にご申告下さい。
利益相反Q&A
【患者プライバシー保護に関する指針について】
演題発表の際には、「患者プライバシー保護に関する指針」に基づきプライバシー保護に配慮して行って下さい。

募集期間

練習登録開始-2024年07月03日(水)(予定)
本番登録開始-2024年07月03日(水)(予定)
演題募集締切-2024年08月07日(水)正午(予定)

練習登録本番登録

参加方法  
参 加 費  
更新単位 5単位(専門医セミナー参加の場合は3単位加算)
運営事務局 (株)JTBコミュニケーションデザイン
TEL:092-751-3244  FAX:092-751-3250
E-mail:g124-e118@jtbcom.co.jp
主催事務局 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器外科学

教育講演会

第30回教育講演会

会  長 下田  良(佐賀大学医学部附属病院光学医療診療部 診療教授)
会  期 2025年02月16日(日) 09:20-16:00(予定)
会  場 アクロス福岡4F 国際会議場
内  容

食道
演者:佐々木文郷(鹿児島大学病院 消化器内科 講師)
司会:伊原 栄吉(九州大学大学院医学研究院 病態制御内科学(第三内科) 准教授)


演者:上山 浩也(順天堂大学医学部附属 順天堂医院 消化器内科 准教授)
司会:村上 和成(大分大学医学部附属病院 消化器内科 特別教授)

大腸
演者:大津 健聖(戸畑共立病院 消化器病センター 部長)
司会:久部 高司(福岡大学筑紫病院 消化器内科 教授)

IBD
演者:坂田 資尚(佐賀大学医学部附属病院 消化器内科 講師)
司会:江﨑 幹宏(佐賀大学医学部附属病院 消化器内科 教授)

肝臓
演者:高橋 宏和(佐賀大学医学部附属病院 肝疾患センター 特任教授)
司会:田中 清人(熊本大学病院 消化器内科学講座 教授)

胆膵
演者:宮原 貢一(唐津赤十字病院 内科 第1内科副部長)
司会:河上  洋(宮崎大学医学部 消化器内科学講座 教授)

ランチョンセミナー
演者:小原 英幹(香川大学医学部 消化器・神経内科 教授)
司会:下田  良(佐賀大学医学部附属病院 光学医療診療部 診療教授)

参加方法

■事前参加登録
登録期間:2024年10月16日(水)~2025年01月25日(金)
募集定員:350名(定員に達し次第締め切ります)

参 加 費 5,000円
更新単位 18単位
運営事務局 日本消化器病学会九州支部 第30回教育講演会 運営事務局
株式会社JTBコミュニケーションデザイン
TEL:092-751-3244 FAX:092-751-3250
E-mail:jsge-kyoiku30@jtbcom.co.jp
主催事務局 佐賀大学医学部附属病院光学医療診療部

 

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