日本消化器病学会雑誌投稿規定
(2024年9月改定)
(1)投稿から採否までの流れ
a) 本誌に投稿される原稿は消化器病学の進歩に寄与し得る論文であること.
b) 著者(共著者を含む)は,1)二重投稿でない旨を記した誓約書 を提出すること,提出にあたっては,オンライン上よりフォームをダウンロードし,必要事項を自筆署名したものをcover letterとともにPDF化し,オンライン投稿システムにアップロードする.2)類似内容の既報あるいは他誌への投稿が存在する場合には,その論文との相違点についてcover letterの中で説明すること.
c) 著者(共著者を含む)は,原則,本学会の会員に限る.病理組織所見が重要な意味を持つ論文に関しては病理医を共著者とすること.その場合,病理医は必ずしも会員である必要はない.生物統計家に関しても同様の扱いとする.但し,非会員および医師以外の共著者に関しては,投稿時に必ず論文に関する科学的な役割や貢献内容を本文末尾に記載すること.
※本文末尾への記載に加えて,オンライン上より「非会員共著者の役割記載書」をダウンロードし,必要事項を記入・署名しcover letterとともにアップロードすること.
d) 本誌に投稿する際は,一般財団法人日本消化器病学会が定めた「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の遵守について,オンライン上にて回答すること.
e) 論文の内容が臨床研究の場合は,1)被験者からのインフォームドコンセント及び施設内倫理委員会(もしくはそれに相当するもの)による研究計画の承認が得られていること,2)動物実験の場合には施設のガイドラインに準拠していること,を論文中に明記すること.
f) 未承認の薬剤の投与や未承認の医療技術が含まれている場合は,その点および資金・薬品等の供与の有無(該当する場合)を本文中に明記すること.また,抗腫瘍薬などの有害事象を生じ得る 薬剤を用いた場合は,e)項に記載されているような適切な委員会の審査を受けていることを本文中に明記すること.
g) 論文の内容は,外科関連学会協議会「症例報告を含む医学論文及び学会研究会発表における患者プライバシー保護に関する指針」 を遵守しており,またその旨をcover letter で明確に記載すること.
h) 投稿にあたって,「日本消化器病学会の医学系研究の利益相反に関する指針」に基づき,利益相反に関してオンライン上にて報告すること.報告書の内容は論文の採否には影響しないが,編集委員会は「日本消化器病学会における医学系研究の利益相反に関する指針および運用細則」に基づき,利益相反関係を掲載論文の末尾に記載し公表する.
i) 症例報告における症例数などの検索方法,検索に用いたキーワードおよび検索の期間を本文中に明記すること.
j) 投稿に際しては,投稿時チェックリストにて全ての項目を確認し,cover letter・誓約書・チェックリスト・投稿原稿をアップロードする,また,システム上の自己申告による利益相反報告書を確認すること.
k) 投稿された論文は,編集委員会にて剽窃チェックを行い,剽窃と疑わしき場合は修正を指示することがある.
l) 論文の採否は,編集委員会が指名した査読者(原則3名)によるpeer reviewに基づいて編集委員会がこれを決定し,責任著者に通知する.なお,企業主体の研究に関しては,編集委員会の判断により非受理とすることがある.
m) 掲載論文の著作権は,掲載決定日を起点に日本消化器病学会に帰属する.
(2)原著及び症例報告
タイトル頁,要約,本文,文献,英文要旨,表,図の説明,図,の順にまとめる.タイトル頁には論文タイトル,索引用語,本文字数,著者名,所属の他に責任著者の氏名およびe-mail address を記入すること.詳細は投稿要領(9)を参照のこと.
(3)速報
本欄は特に創意に富み可及的速やかに掲載する必要がある研究のために設けられ,
1,200字以内で簡潔に報告し得る研究論文を掲載する.本欄に採用された場合は,一般論文より優先的に掲載される.タイトル頁・本文,文献,表,図の説明,図,の順にまとめる.その他の投稿要領は(1)(2)(7)(8)(9)参照.
(4)Letters to the Editor
本欄は,本誌に発表された論文について,反論あるいは賛成の意見などを手紙の形式で800 字以内(図表無し)にまとめる目的で設置された.採否は編集委員会の議を経て決定する.なお,投稿者の主旨を曲げることなく文章を変更する場合がある.
(5)総説
総説は,編集委員会からの依頼によるものと一般投稿からのものからなり,いずれも査読を受けてその掲載の可否が決定される.実際については投稿要領(9)を参照のこと.
(6)症例に学ぶ
教育的な症例を呈示する.本欄は投稿の他,症例報告が査読結果によりカテゴリが変更され採用されることもある(例,症例報告としては珍しくないが,呈示画像などが極めて教育的であるものなど).
(7)用語及び単位
新仮名遣いを用い,人名は原語,薬品名は一般名で表記することが望ましい.略語を用いる場合には初出時に必ずfull spell を示すこと.但し慣用略語(ALT 等)はこの限りでない.度量衡にはmm,mg,ml,mol 等のSI unit を用いること(但し例えばT.Bil 等をモル濃度で表記する必要はなく,慣用のmg/dl 等でもよい),年号は西暦とする.
(8)文献の記載方法
a) 引用順に番号を付し,本文中に肩付番号を付す
b) 雑誌の場合はISSN(International Standard Serial Number)の付されている文献の引用を原則とする.
欧文誌も和文誌も,著者,論文タイトル,誌名,巻,頁―頁,西暦の順にこれを記す.著者数は3名までを記載し,それ以上は「,他:」あるいは
「, et al :」として省略する.欧文誌名はIndex Medicusに準拠した略名を用いること.単行本の場合は著者名,論文タイトル,書名,版数,編者名,発行所,発行地,頁―頁,年の順に記す.また,和文誌には略名を用いない.
c) 掲載が確定していないものは文献として引用しないこと.即ち,in press は引用可能であるが,投稿中,投稿準備中のものは文献として引用できない.
d) オンラインで発表されていて,号や頁が与えられていないものは,DOI
(Digital Object Identifier)が付与されている場合は明記すること.
[例]
- Sato Y, Itoh F, Hinoda Y, et al : Expression of CD10/neutral endopeptide in normal and malignant tissues of the human stomach and colon.
J Gastroenterol 32 ; 12-17 : 1996 - 上村朝輝:原発性硬化性胆管炎.最新内科学体系,51 巻,井村裕夫,他編,中山書店,東京,216-224 : 1992
- 供 和彦,前田 豊,水林竜一,他:E 型急性肝炎の一例.日本消化器病学会雑誌 94 ; 434-439 :1997
- O’Mahony S, Rose SL, Chilvers AJ, et al. Finding an optimal method for imaging lymphatic vessels of the upper limb. Eur J Nucl Med Mol
Imaging 2004 doi : 10.1007/s00259-003-1399-3.
(9)投稿要領
a) 論文の投稿は,電子投稿システム「ScholarOne Manuscripts」で行う.
論文は,本文(文献も含む),英文要旨,図,図の説明,表についてそれぞれファイルを作成し,投稿ウェブサイトからアップロードする.必ず投稿前にファイル内の文字化け,画像の鮮明度などを確認する.
投稿ウェブサイト:http://mc.manuscriptcentral.com/jjsg (日本消化器病学会WEB サイト内リンクより移動可)
b) 原稿はワープロソフトを使用し,A4 判縦用紙に横書き(原則として12ptで
double space)とし,頁を記載すること.なお,タイトル頁に本文字数(スペースを含めない)を記すこと.標準的なフォント(MS 明朝,MS ゴシックなど)を用いたMicrosoft 社のWord での作成を推奨する.
c) 英文要旨については,本文の内容に沿って作成し,海外からも論文内容が理解できるような文章とすること.Native speaker によって,英文のチェックをうけることが望ましい.英文要旨は400 ワード以内(題名,所属機関,氏名は除く)
d) 図はDOC(X),XLS(X),PPT(X),JPG,TIFF,GIF,AI,EPS およびPSD フォーマットなどのオリジナルファイルをアップロードする.印刷原稿の解像度として,300dpi を必要とする.
トレースを必要とする場合およびカラーで掲載を希望する場合はその旨を明記する.図表の説明は日本語,英語を問わないがいずれかに統一すること.ただし,「総説」および「症例に学ぶ」については出来るだけ日本語とする.
e) 表は標準的なフォント(MS 明朝,MS ゴシックなど)を用いたMicrosoft社のExcelでの作成を推奨する.また,表題をつける.
f) アップロードファイルは,次のように半角英数字を用いて名前を付ける(拡張子は例示).
論文原稿:MainDocument.doc
図:Fig1.jpg Fig2.jpg Fig3.jpg
表:Table1.xls Table2.xls Table3.xls
g) アップロードするファイルサイズは,すべてのファイルの合計で20MBまでとする.
h) 著者校正は初校1回とする.返送期日を厳守すること.
投稿要領
カテゴリ | ※1本文字数制限 | 要旨 | 索引用語 | 図・表・写真 | 文献 | ※2著者数 | 英文 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
原著 | 10,000字以内 | 300字 以内 |
5語以内 | 12点以内 | 50以内 | 制限なし | 題名,所属機関, 氏名,要旨 (400ワード以内) |
症例報告 | 6,000字以内 | 200字 以内 |
5語以内 | 10点以内 | 30以内 | 10名以内 | 題名,所属機関, 氏名,要旨 (400ワード以内) |
速報 | 1,200字以内 | - | 3語以内 | 1点以内 | 5以内 | 10名以内 | 題名,所属機関, 氏名 |
Letters to the Editor | 800字以内 | - | - | - | - | 10名以内 | 題名,所属機関, 氏名 |
総説 | 10,000字以内 | 300字 以内 |
5語以内 | 5点以内 | 100以内 | 3名以内 | 題名,所属機関, 氏名 |
症例に学ぶ | 1,600字以内 | - | 3語以内 | 適宜 | 適宜 | 10名以内 | 題名,所属機関, 氏名 |
※1本文字数(スペースを含めない)にはタイトル頁,要旨,文献,図説は含まれない.
※2超える場合は,それぞれの役割や貢献内容を本文末尾に一覧として記載すること.
(10)掲載料および別刷
a) | 掲載料金は例外的な場合を除き,基本的に発生しない. |
---|---|
b) | トレースは別途実費とする. |
c) | 依頼原稿を除いて,別刷料金は実費発生する.別刷注文の有無を校正時に著者は明示する. |
(11)投稿についての問い合わせ
〒114-0024 東京都北区西ヶ原3-46-10
株式会社杏林舍 内「日本消化器病学会雑誌編集事務局」
TEL 03-5980-0371 FAX 03-3910-4380
E-mail : jsge-edit@kyorin.co.jp
【オンライン投稿・査読システムの操作についての問い合わせ:ScholarOne サポートセンター】
株式会社杏林舍(ScholarOne Manuscriptsの国内代理店)
TEL 03-3910-4517
電話受付時間:平日9 時~12 時、13 時~17 時まで
E-mail : s1-support@kyorin.co.jp
投稿規定
投稿規定 [PDF:218KB]
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誓約書
誓約書 [PDF:87KB]
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投稿時チェックリスト
投稿時チェックリスト [PDF:119KB]
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非会員共著者の役割記載書
非会員共著者の役割記載書 [PDF:33KB]
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患者プライバシー保護に関する指針について
症例報告を含む医学論文及び学会研究会発表における患者プライバシー保護に関する指針
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