支部例会 利益相反

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支部例会 利益相反

利益相反(conflict of interest: COI)とは、本学会が推進する医学医療の研究によって社会に還元される公的利益と産学連携等により生じる私的利益があり、このような二つの利益が学会員個人の中に生じる状態を指します。
本学会では、平成25年より利益相反マネージメントを完全実施しております。それに伴い、発表演題に関する利益相反状態の自己申告および開示が必要となりました。
つきましては、支部例会に演題をご登録される先生方に対しても、指針および細則を遵守して頂きますようお願い申し上げます。

<利益相反に関する指針および運用細則>
「医学系研究の利益相反に関する指針」についてはこちら

<発表者(共同演者含む)COI自己申告の基準>

種類 内容の説明 申告の基準
役員・顧問職 1つの企業・団体からの年間報酬額 100万円以上
1つの企業についての年間の株式による利益(配当、売却益の総和)または当該全株式の保有率 100万円以上
または
5%以上
特許権使用料 1つの特許権に対する使用料の年間合計額 100万円以上
講演料等 会議の出席(発表・助言など)に対し、研究者を拘束した時間・労力に対して支払われた日当、講演料の年間総額 50万円以上
原稿料 パンフレットなどの執筆に対して支払われた原稿料の年間総額 50万円以上
研究費(共同研究、受託研究、治験等) 1つの企業・団体から医学系研究(共同研究、受託研究、治験など)に対して、申告者が実質的に使途を決定し得る研究契約金で実際に割り当てられた年間総額 100万円以上
奨学寄附金
(奨励寄附金)
1つの企業・団体から、申告者個人または申告者が所属する講座・分野または研究室に対して、申告者が実質的に使途を決定し得る寄附金で実際に割り当てられた年間総額 100万円以上
寄附講座 企業等からの寄附講座に所属している場合 所属
その他報酬 研究、教育、診療とは無関係な旅行、贈答品などについて、1つの企業・団体から受けた報酬の年間総額 5万円以上

<COI自己申告>

今回、演題をご登録いただくにあたり、その演題において利益相反が生じる場合には、発表者(共同演者含む)は発表演題に関係する企業などとのCOI状態を開示することが必要です。開示すべきCOI関係にある企業等を演題登録時にご申告頂きますようお願い申し上げます。なお、開示は当該発表演題に関連した企業と発表者全員(共同演者含む)ならびに親族の金銭的なCOI状態に限定されます。
※発表責任者(筆頭発表者またはCorresponding Speaker)が取りまとめてCOI自己申告を行って下さい。(共同演者を含む全ての演者の合計額ではなく、演者個々人のCOI状態で規定額を超えた者がいる場合は申告対象とします)
※抄録登録時から遡って過去3年間以内のCOI状態を申告して下さい。なお、COI申告は演題発表後2年間保管されます。

※演題登録画面にCOI申告項目が含まれております。演題登録時に全演者(筆頭・共同)のCOI状態を必ずご申告下さい。

<Q&A>
指針・細則およびその運用に関してご質問がある方はこちらへ
利益相反に関するQ&A

発表時における利益相反の開示

演題発表時には、利益相反状態の開示が必要になります。
COI開示スライド(サンプル)をダウンロードいただき、発表時にご掲示下さいますようお願いいたします。

<利益相反(COI)開示スライド(サンプル)>

申告すべきCOI状態がある場合 申告すべきCOI状態がない場合
申告すべきCOI状態がない場合 申告すべきCOI状態がある場合

発表スライドの最初(または演題・発表者などを紹介するスライドの次)に掲示して下さい。

※企業や営利団体が主催・共催するランチョンセミナー,イブニングセミナーあるいは研究会や講演会においては、座長/司会者も講演者と同様なスライドを用いた方式にて、関連する企業・団体の名称を聴講者に開示し、企業名を読み上げるよう努めて頂く必要があります。但し、読み上げる企業数が多い場合には、別のプロジェクターでスライド映写にて開示するなど適切に対応してください。なお、申告書の提出は不要です。