専門医認定申請(専門医試験)についてのQ&A
※こちらに掲載しているQ&Aは、2025年以降の専門医認定申請では変更となる部分もありますのでご注意下さい。
受験資格
会員歴について
- 会員歴の数え方がわからないのですが?
- 受験資格にある「継続4年以上本学会の会員」とは、申請年の12月31日現在で、会員年4年度(学会年会費の納入年度が当該年度を含め4年度分)以上となることを指します。諸事情により過去に退会し、再入会された場合には、退会前の会員歴は認められません。再入会後の会員歴で継続4年以上必要となります。
例)2024年の試験申請(会員歴)において、2021年12月31日までに入会し、2024年の会費まで滞納がなければ、2024年より専門医認定申認資格があります。
- 休会した場合の会員歴はどのようになりますか?
- 申請時迄に「休会」手続きをとったことがある方は、休会措置による会費免除年数を除き、休会前と復会後の会員歴を合算することが可能です。
会費納入
- 今年度の会費を払ったかどうか記憶がないのですが?
- 学会ホームページのマイページにログインしていただくと、年会費の納入状況を確認できます。受験希望者は5月20日までに納入をお済ませください。所定の期日までに年会費が完納されていない方は、受験いただけない場合があります。
臨床研修歴
- 消化器の認定研修がおわって、所定の申請条件も満たしている場合、最短で消化器病専門医試験を受験できる年はいつですか?
- 内科系(認定内科医・総合内科専門医・内科専門医資格取得者):
認定内科医資格取得に必要な内科研修(3年間)修了後、本学会認定の認定施設もしくは関連施設における満3年以上の消化器臨床研修が終了してからとなります。なお、内科専門医資格取得者は、医師免許取得後3年間を、「認定内科医資格取得に必要な内科研修(3年間)」とみなします。すなわち、医籍登録年より7年目以降に受験可能となります。外科系(外科専門医資格取得者):
外科専門医予備試験受験資格に必要な所定の外科臨床研修(4年間)修了後、本学会認定の認定施設もしくは関連施設における満2年以上の消化器臨床研修が終了してからとなります。すなわち、医籍登録年より7年目以降に受験可能となります。 なお、日本外科学会の移行措置もしくは特別措置にて外科専門医資格を取得したものにおいては、医籍登録年より4年間の外科臨床研修を予備試験受験資格に必要な所定の外科臨床研修とみなします。放射線科(放射線診断専門医、放射線治療専門医資格取得者):
放射線科専門医資格取得に必要な所定の放射線科臨床研修修了後、本学会認定の認定施設もしくは関連施設における満2年以上の消化器臨床研修が終了してからとなります。すなわち、 医籍登録年より8年目以降に受験可能となります。小児科(小児科専門医資格取得者):
小児科専門医資格取得に必要な所定の小児科臨床研修(5年間)修了後、本学会認定の認定施設もしくは関連施設における満2年以上の消化器臨床研修が終了してからとなります。すなわち、医籍登録年より8年目以降に受験可能となります。なお、上記の制度による認定施設又は関連施設での認定研修開始は、1989年4月1日です。
それ以前の臨床系大学院在学歴および認定施設又は関連施設での研修期間は臨床研修実績としては認められません。 - 内科系の医師ですが、消化器臨床研修(3年)については、1施設で3年以上なのでしょうか、あるいは複数の施設を合計して3年でも良いのでしょうか?
- 合計3年以上となれば、どちらでも結構です。 他科の認定研修(消化器臨床研修)についても、同様に、どちらでも結構です。 なお、複数の施設における認定研修の場合には、専門医研修カリキュラム(冊子)の認定研修歴確認は各々の施設で本会指導医に研修確認(署名・印)をいただくことが必要となります。
- 認定施設(病院)から研修の一環として、非認定施設に派遣勤務した期間がありますが、この場合は、認定研修(消化器臨床研修)としては認められないのでしょうか?
- 本来、非認定施設での研修は、認定研修として認められませんが、認定施設(病院)の研修の一環として関連病院に派遣されており、その期間にも認定施設でのフォローアップ研修等がなされ、本会認定の指導医が認定研修として認める場合には、認定施設の認定研修として申請することができます。 その場合、こちらの研修証明書を所定の専門医試験申請書類に添えて提出する必要があります。 但し、認定研修期間とする上限を最長1年間までとします。
- 消化器病学会の認定施設に勤務していれば、その期間は認定研修(消化器臨床研修)としては認められますか?
- 原則としてその施設の常勤もしくは、それに準ずる勤務形態で在籍し、本学会認定の指導医より認定研修として確認(証明)頂ける研修であれば、研修実績として認められます。
- 認定研修(消化器臨床研修)を行っている期間に、産休中、育児休業中、病休中などにより研修を中断した場合は認定研修(消化器臨床研修)に入りますか?
- 認定研修期間中に、出産、疾病等に伴う休職期間がある場合、6ヶ月以内の休暇は1回まで研修期間に含めることができます。その場合、こちらの申請書を所定の専門医試験申請書類に添えて提出する必要があります。
- 学会入会前に本学会認定の認定施設(もしくは関連施設)に在籍して消化器の認定研修を行っていた期間は、認定研修期間に含めてもよいでしょうか?
- 本会認定の指導医より消化器の認定研修としてご証明頂ける場合であれば、含めていただいても結構です。
- 現在在籍している施設が日本消化器病学会の認定施設・関連施設として認定されているか確認したいのですが。
- 施設の認定状況については、こちらのページに掲載されている「認定・関連施設一覧」および「認定施設別指導医在籍履歴一覧」をご参照ください。 各施設の認定状況、指導医情報で不明な点がある場合には、学会事務局までお問い合わせください。
- 自分が過去に研修した施設が、現在は認定施設ではないのですが、認定研修(臨床研修期間)として認められないのでしょうか?
- 研修時に日本消化器病学会の認定施設もしくは関連施設として認定されており、指導医より研修期間として証明いただいておれば、その期間は認定研修期間としてカウントできます。
- 現在、認定施設(または関連施設)として施設認定がされていますが、自分が勤務していた時は、認定されていませんでした。認定研修(臨床研修期間)として認められますか?
- 現在は認定施設(または関連施設)として認定されている施設であっても、認定以前に勤務された期間については認定研修として認められません。
学術集会の参加について
- 専門医申請(専門医試験)のために参加が必須な学術集会を教えてください。
- 下記のいずれかに1回以上(1日単位分以上)の出席が必要となります。
・本学会が主催するポストグラデュエイトコース
・支部教育講演会
・JDDWが主催するJDDW教育講演
但し、半日単位の総会ポストグラデュエイトコース、支部教育講演会、JDDW教育講演は2回以上の出席が必要となります。
※JDDW2012(第20回JDDW)までのJDDW教育講演に関しては、JDDW教育講演参加証1枚につき、1日単位の教育講演として参加とみなします。
※本学会ホームページ(マイページ)において総会ポストグラデュエイトコース e-LearningもしくはJDDW教育講演e-Learningを受講され所定の条件を満たした場合は、1日単位分の参加実績とみなされます(受講料のお支払い、WEB上での所定の条件が確認できましたら、受講修了証が発行されます)。
※JDDWが開設されたホームページで「JDDW教育講演e-Learning」を受講された場合は、半日単位(教育講演1~4、教育講演5~8)毎の参加証となっております。
- 支部教育講演会は、支部により半日単位や1日単位で開催されていると聞きました。どちらに該当するか確認の仕方を教えて下さい。
- 支部教育講演会開催時に設定されている専門医更新数単位数により確認が可能です。
更新単位数 18単位=1日単位開催, 9単位=半日単位開催
- 支部教育講演会について、自分が所属している支部以外のものに参加してもよいのですか?
- 他の支部主催の教育講演会の参加に制限はありません。
但し、参加方法が支部により異なる場合(事前申込の必要がある等)がありますのでご注意ください。
認定申請
申請方法
- 書類の申請方法はどうしたらよいですか?
- 「申請システム」の公開期間は限られています。要項を確認の上、公開期間に本学会マイページから「申請システム」にアクセスして、専門医新規申請手続き(Web申請)を行ってください。
※マイページにログインする際は、「会員番号」と「パスワード」が必要となりますので、あらかじめご確認ください。 - 「申請システム」を使わずに申請書類を作成できる書式はないのですか?
- ありません。
書類作成(認定申請書)
- 指導医(本会認定指導医)に確認(証明)いただく書類はありますか
- 2018年以前の医師免許取者(2028年迄)は、研修履歴確認や各項目の確認など「消化器病専門医研修カリキュラム評価表(冊子)」を用いた申請手続きが必要となります(専門医認定申請時にはスキャンしたものを「申請システム」へアップロードが必要)。
また、「申請システム」で申請提出後、申請時に申告した研修実績に関して、指導医へ承認依頼(指導医マイページ操作)が行われることとなります。申請期日内に指導医から「承認」いただけないと書類審査対象となりませんので、余裕をもって申請手続きを行ってください。 - 各申請書類における指導医については「研修統括責任者(指導医責任者)」でないといけないのでしょうか?
- 研修を行った本学会認定・関連施設における本会認定の指導医であれば構いません。
- 指導医の確認方法を教えていただけますか?
- 研修を行っている施設(病院)の施設認定状況はこちらにある「認定・関連施設一覧」で確認ができます。施設認定状況を確認後、「認定・関連施設指導医在籍履歴一覧」で本会認定指導医を確認して下さい。 ※所属している診療科に本会認定指導医が在籍していない場合、他科の本会認定指導医に確認いただける状況であれば専門医認定申請を行う事ができます。 ※研修を行った施設が本会認定の関連施設(特別関連施設)の場合、親施設となる認定施設(病院)の本会認定指導医に確認いただく事が必要となります。但し、研修を行った期間の関連施設(特別関連施設)に、本学会認定指導医が在籍している場合に限り、その者からの確認でも可とします。
- 現在、認定施設に在籍しておりませんが、受験することはできますか?
- 専門医申請条件を全て満たされておれば、構いません。なお、休職中の場合でも同様です。
- 現在、産休中で休職しているのですが、現勤務先はどのように記載すればいいでしょうか?
- 『現在産休中』と記載してください。履歴書にも、いつから産休中であるかを記載してください。 ただし、学会休会中の場合は、専門医認定申請手続をすることはできません。復会後、専門医認定申請手続きを行ってください。
- 証明写真は、白黒でもカラーでもいいのでしょうか?
- どちらでも結構です。ただし、撮影後6ヶ月以内のものとしてください。
- 書類に添付する写真は、パソコンから取り込んだものでもいいですか?
- スナップ写真やデジタルカメラで取り込んだ写真等で、きめが粗いものや不鮮明なものは受け付けません。
受験料について
- 会費が未納なので,受験手数料と一緒に振込みをしてもいいですか?
- 一緒に支払うことはできません。会費と受験料の口座が異なります(会費の納入方法は、こちらでご確認ください)。
- 受験手数料の振り込み手続きは、どのようにすればいいのでしょうか?
- 「申請システム」による申請提出の後、申請期間中にマイページ内お支払いでの納入手続きを行ってください。なお、申請期日迄に受験手数料を完納しなかった場合は、「取下げ」対象となりますのでご注意ください。
書類作成(専門医研修カリキュラム評価表(冊子))
- 専門医研修カリキュラム評価表(冊子)を取り寄せたいのですが?
- 2018年以前の医師免許取者は、こちらの研修カリキュラムのページ内「専門医研修カリキュラム評価表(冊子)請求フォーム」よりご請求ください。
- 専門医研修カリキュラム評価表(冊子)に記載する認定研修歴について、いつからの研修歴のことを記載すればいいのでしょうか?
- 各基本領域学会の資格取得に必要な研修が修了された後、本学会の認定施設もしくは関連施設における認定研修(消化器臨床研修)をスタートしてからその都度研修履歴として記載し、その時の指導医(日本消化器病学会認定の指導医)にご証明(署名・捺印)いただいてください。
なお、所定のカリキュラムの研修が修了されている場合でも、所定の認定研修期間が終了されるまで、認定研修歴は記載してください。所定の認定研修とは 内科系:
認定内科医資格取得に必要な内科研修(3年間)修了後の、本学会認定の認定施設もしくは関連施設における満3年以上の消化器臨床研修。外科系:
外科専門医予備試験受験資格に必要な所定の外科臨床研修(4年間)修了後の、本学会認定の認定施設もしくは関連施設における満2年以上の消化器臨床研修。なお、日本外科学会の移行措置もしくは特別措置にて外科専門医資格を取得したものにおいては、医師登録年より4年間の外科臨床研修を予備試験受験資格に必要な所定の外科臨床研修とみなします。放射線科:
放射線科専門医資格取得に必要な所定の放射線科臨床研修修了後の、本学会認定の認定施設もしくは関連施設における満2年以上の消化器臨床研修。小児科:
小児科専門医資格取得に必要な所定の小児科臨床研修(5年間)修了後の、本学会認定の認定施設もしくは関連施設における満2年以上の消化器臨床研修。 - 日本消化器病学会の認定施設で消化器臨床研修を開始しているのですが、専門医研修カリキュラム評価表(冊子)のチェックはいつすればいいのでしょうか?
- 各基本領域学会の資格取得に必要な研修が修了された後の、本学会の認定施設もしくは関連施設において認定研修(消化器臨床研修)をスタートした際に、専門医研修カリキュラムガイドラインの達成レベルを確認の上、各項目の研修修了後、自己評価をしたのち、その時の指導医(日本消化器病学会認定の指導医)の確認(サインまたは押印)をいただいてください。
なお、所定のカリキュラムの研修が修了した時は、その時の指導医に専門医研修カリキュラム評価表(冊子)末尾の指導医署名欄に署名及び捺印もいただいてください。 - 専門医研修カリキュラム評価表(冊子)に記入している時に、うっかり字を間違えてしまいました。訂正はどのようにしたらいいですか?
- 認定研修歴の場合:誤記箇所を二本線で消し、改めて別の行に全て記入し直すか、誤記箇所に訂正線・訂正印(指導医の印)を行い、訂正内容がわかるように記載し、行われた研修期間(実績)について指導医よりご証明(署名・捺印)いただいてください。修正液、修正テープでの訂正不可です。
書類提出
- 指導医承認が申請期日までに間に合いそうにないのですが?
- 申請提出、受験手数料納入、指導医承認が申請期日内に完了した方が書類審査対象となります。遅れた場合は受付できません。余裕をもって申請手続きを行ってください。
試験実施
- 試験に係る案内・認定証などの郵送物を海外へ送付していただけますか?
- 送付は、連絡先(郵送先)として学会に登録されている住所宛に送付しますが、国内住所宛で対応させていただきます。海外在住となる場合は、国内の連絡先のご住所宛てとして登録をお願い致します。
- 試験の実施時期はいつですか?
- 期日が決まり次第会告をします。年度により前後する場合がありますので、必ず試験要項その他のご案内をご確認ください。
- 試験時間について教えてください。
- 13時から15時30分までの2時間30分です。年度により変更となる場合もありますので必ず要項その他のご案内でご確認ください。なお、CBT方式による試験実施において、試験会場での受付終了時間以降の入室・受験は一切認めませんのでご注意ください。
- 試験当日の欠席の連絡は必要ですか?
- お手数ですがE-mailにて次の事項をお知らせください。
・氏名、会員番号、現住所、欠席の理由
試験に欠席された場合でも、申請書類と受験料はお返しできませんのでご了承ください。
その他
- 過去の専門医試験問題は公開していますか?
- 出題問題の一部を日本消化器病学会雑誌(以降、日消誌)で公開しています。
第91巻7号(1994年7月発行号)~第114巻6号(2017年6月発行号)
第116巻1号(2019年1月発行号)~118巻12号(2021年12月発行号)
第120巻9号(2023年9月発行号)~「専門医資格認定試験問題とその解説」として数題ずつ掲載されております。
また、日消誌に掲載された出題問題を取りまとめた『日本消化器病学会専門医資格認定試験問題・解答と解説』(第1集~第9集:第118巻12号掲載分迄)が販売されておりますが、事務局では取扱っておりませんので、購入希望の方は書店等にお問い合わせください。
なお、日消誌は、115巻1号(2018年1月発行号)より冊子体を廃止し、電子書籍サービスとして「MED PORTAL」を導入しました。第116巻1号(2019年1月発行号)以降に掲載された過去出題問題を閲覧される場合は、ホームページ>マイページ>メニュー 『機関誌閲覧』から閲覧ください。
※日消誌に掲載されたものは、メディカルオンライン(有料)にも掲載されております。 - 試験の合否結果はどのようにしてわかりますか?
- 学会ホームページにおいて合格者一覧を公開致します。
なお、合否に関するお問い合わせは、一切受け付けませんのでご了承ください。 - 試験に合格した場合、専門医の認定はいつからですか?また、専門医資格更新の為の単位取得についてはどのようになりますか?
- 専門医の認定(専門医資格取得年月日)は専門医認定申請年翌年の1月1日となります。また、専門医更新に必要な単位の取得期間は前年7月1日以降より5年後の6月30日までとなります。
例)2024年(第34回)専門医試験合格者の専門医認定(専門医資格取得年月日)は2025年1月1日となります。また、専門医更新に必要な単位取得期間は、2024年7月1日~2029年6月30日までの5年間の実績で更新条件を整えることが必要となります。